「宇宙人は実在する!」
それが宇宙人捜索部部長・東条紅葉の持論だった。
その言動の奇抜さと特殊な生まれ故に孤独な人生を余儀なくされていた紅葉は、大学三年目の春、偶然にもかつての許嫁と再会する。
「馬鹿げている」
それが彼の返答だった。
価値観の衝突と感情の擦れ違い。
様々な思惑がひしめく中、紅葉は自分にとっての答えを探し始める。
SF恋愛ゲーム『ひまわり』の外伝となる物語。
時間を超え、舞台を変え、『ひまわり』の真のプロローグが今ここに記される。